GIRL FRIENDS + Days

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アニメギガ

劇場版「空の境界」殺人考察(後) 【完全生産限定版】 [DVD]そんなこんなで、前回の日記でも少し触れましたアニメギガ、見ました!
番組でご本人も仰っていましたが、梶浦さんがこういったトーク番組に出演されるのってとても珍しいので、もう喰らい付くように見てしまいました。
話題としては、今までインタビュー等で読んだりして知ってる内容の話も多かったのですが、梶浦さんご本人の口から語られてこそ感じられるニュアンスというのもやっぱりある訳で、とても興味深かったです。
亡くなられたお父様のお話は、過去インタビュー関係でも目にした話題だったのですが、改めてご本人の口から聴くと、今の梶浦さんご自身が、また梶浦さんの作り出す音楽があるのはお父様あってこそのものだったと、しみじみと感謝の気持ちでいっぱいになります。

また、アニメの音楽を作る事について、ご本人からかなり突っ込んだ話を聞けた事と、NOIRをはじめ梶浦さんを語る上で欠かせない代表作を共に作り上げられた真下監督のお話も聞けた事もとても興味深かったです。
真下監督は、確か以前にアニメージュの「この人に話を聞きたい」のコーナーだったと思うのですが、音楽の使い方の事について語っていた時に『現実の世界でも人の話してる言葉が全部聞き取れる訳じゃない、だからアニメでも音楽で喋ってる言葉が聞き取れなくても構わないんだ』というニュアンスの事を言ってらして(今その記事が手元にないので微妙に違ってたらごめんなさい)それが読んだ後にも凄く印象に残っていたので、梶浦さんの作る音楽の使い方や発注の仕方とかを見て、改めて納得。
実際に.hack//SIGN1話のAパートで、5分あるthe worldをフルでかけたり、ツバサ・クロニクルでもtsubasaの掛かってる数分間セリフなしで曲だけ流す、とかやってるのを目の当たりにしているものですから。それを思いっきり確信犯でやってるんだなと、それが出来る曲だというのが真下監督の梶浦さんの評価なんだと、「ドラマのある曲」なんだと、ご本人から聞けたのは凄く大きいです。

また、他に聞けて良かったと思ったのが空の境界のお話。
空の境界は、見ている時からあからさまに、これはもう映像、もしくはそれに近いものがあって合わせて音楽を作ってるんだろうなというのは感じていたのですが、そこまで完成形に近い仮の声まで入った映像があって、それに数秒単位で映像に合わせた曲を作り、また映像が変わればそれに合わせてギリギリまで調整して…という事をやっていたとは思いませんでした。
空の境界は、所謂背景音に近いBGMから、コーラスのついたメロディーのある曲へ、場面の転換や盛り上がりに合わせて、時に自然に時に衝撃的に、流れるように変わるのが凄く見ていてゾクゾクするんですよね。あれはやっぱり出来ている音楽を出来た映像に乗せるだけでは出来ないんですね。
そこまで手間暇をかけて、他作品では有り得ないくらい、映像と音楽が噛み合ったものになるんですね。逆に言うと、そこまでしないと、やっぱりあのレベルで音楽と映像のシンクロしたものは作れないのだとも感じました。

私は空の境界はまだ1〜5章までしか見ていないのですが、この中ではいちばんそれがよくわかるのが4章だと思います。この章は冒頭の式が病院に運ばれていくシーンからARIAのイントロコーラスにもなっている梶浦語のコーラス(サラリマリアコンソレディア…っていうアレ)が入った曲が流れて、それが戦闘曲になったものがクライマックスでも流れて、最後にEDで同じコーラスが入ったARIAが流れて、っていう、あの映像も音楽も主題歌も全部一体になって形を作ってるようなカタルシスがもう、鳥肌もので。
そして最後にARIAを歌詞の意味を改めて考えて聴くと、あからさまにそれが式と織の事を歌っているんだとわかる衝撃までついてくるんですよ。
結局長々と何が言いたいかというと空の境界での梶浦さんの仕事は本当に素晴らしいのでみんな観るといいと思うよ! という事です(笑)。私も 1〜5章までレンタルで観て、6章もレンタル待ちですが、これまで楽しませて頂いた事に対する感謝の対価という意味も込めて、7章は自分で買いましたよ! 勿論、カジウラーの端くれとしましては、買うのは当然サントラ付きの限定版ですよ。…まだ色々あって観てはいないんですけど(そもそも6章まだ見てない…)。
それにしても、あの梶浦さんの空の境界の原作への惚れ込みようは本当に素晴らしいと思います。読んでる途中でもう好きだと思って、曲が出来ていったん本を置いて作りに行ってから、ちゃんと最後まで読んで完成させたとかね!(それがoblivious?)

他にも、梶浦語についてのお話とか…、私が知る限りでは、梶浦語と今では呼ばれている造語の歌詞の曲が初めて出てくるのが2002年のアクエリアンエイジのサウンドトラックなのですが、造語のコーラスを多用する理由のひとつが「使われる場面の意味にそぐわない歌詞の曲が流れるのが(日本語ではない歌詞で聞いてる人がその意味がわからなくても)気持ちが悪かったから」で、なるほどなあと思ったり。
また、ライブの事についてお話しする時も笑顔がとても素敵で楽しそうで、私は(勿論好きな曲を生で聞ける喜びも外せない大前提としてあるのですが)この笑顔を見る為にもライブに行ってるんだよ! と改めて思いました。

それにしても、ライブの時などでもいつも思うのですが、梶浦さんはお話がいつもお上手で、面白いのも勿論ですが、いつも聞くたびに感動したり感激したりします。
またどんな機会でもいいので、こういったご本人の生の声をお話を、じっくり聞ける機会があると、ファンとしてはとても嬉しいです。
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